夏休みの読書感想文

2016年08月28日 12:07

『雪国』 著:川端康成

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ずっと文庫本が家にあり、(おそらく)読んでいなかったため、屋久島へ持っていき読了。
川端康成は三島由紀夫と交流があったので、何か比較して見てしまうのであるが、同じにおいをかすかに感じながらも、やはり世界というか、その表現の仕方が異なる。空気感というべきか。
理解できたともいえないが、いつかまた読んでみたい。

『茶と美』 著:柳宗悦

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河井寛次郎から民藝へ入り、それはどうしたって柳宗悦に触れるわけで。Yくんが以前コメントしていた(?)からか、本屋で購入したが、読むのに時間がかかった。文体としては読みやすいのだが、なかなか進まない。(今となっては)とても当たり前のことをいっているからか、逆に、彼の主張が強すぎるからか。
まぁ確かに、茶道の根本を考えれば、家元や有名作家の銘があるだけで値段があがり、ありがたがられるのは、本質から外れているようには思うが、ただその矛盾は、河井寛次郎ら民藝作家の作品にも、とてつもない値段がつくという、現代の状況でもあるわけで・・・

『歎異抄』 

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いつかは読もうと思っており、京都で暇していたときに購入。
わかったかというと、なかなか難しい。これも、とても当たり前のことを言っているようにも思うし・・・
でも、名著といわれるからには、きっと何かあるのであろう、ということで、いつかまた読んでみよう。

『藤森先生茶室指南』 著:藤森照信他

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藤森照信氏と他の御方(中村昌生、小川後楽、原広司、隈研吾)との対話が面白そうで、買ってしまった。実際、かなり面白かった。勉強にもなったが、特に原広司との対話が興味深い。有孔体理論との連関で語られているからであろうが、閉鎖された空間が「死」を意味するのだということ。そこに、孔をあける。
藤森氏の本は、学生の頃ずいぶんと読んだが、語り口が全然変わらないところは、どうもすごい。しかし、彼の建築についての解説文は、どうも頭に入らなく、パスしてしまった。その点は、自分自身が変わった点である。風の小屋の発想は、高過庵から来ているのだけれど・・・

本は、気になるところは線を引くことにした。これまで何となく避けて来たが、その方が頭に残り、再読した時の目印にもなる。
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