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山代温泉にて

2016年01月24日 10:08

以前、山代温泉に行った時、入場券を購入し銭湯のなかに入ろうとしたら、番頭さんのおばさんが外国人旅行者らしい人に、片言英語で喋っていた。風呂の浸かり方や、身体は洗わないことなど、そういった諸注意のようだった。話が伝わっているのか、伝わっていないのかも良くわからない様子のそのおばさんは困り果てており、私を見つけるなり「あんた、この人に説明したってよ」と話しかけて来た。

見ると、背の高い白人男性がおり、多少戸惑いながらも、欧米人特有というべきか、日本人にはない悠々たる立ち姿をしていた。私は「Hi!」と話しかけ、一緒に湯船に入った。二人だけなので、何かしら話す気にもなる。彼はドイツ出身で、奥さんと一緒に観光で訪れているらしい。奥さんは台湾人のようである。

私は、以前旅行好きだった経験上、自分の意志をかろうじて英語で伝えること程度はできる。しかし、ずいぶん英語を話していないため、学生時代に比べれば、ずいぶんと口が動かなくなった。それでも、ゆっくり、少ない単語で、自分の感情を載せて話せば、会話は成立するものである。

しばしゆっくりしてから、彼にお別れの挨拶をし湯船から上がると、そのおばさんは私に「あんたいて助かったわ。すごいな、英語ペラペラやな。どこかで勉強したん?」と聞かれ、「ちょっと昔旅行好きだったので」と答えた。

不思議だったのは、そのおばさんから見れば、私の余りにつたない英語は「ペラペラ」に映ったということである。そして、ペラペラではない私の英語は、何不自由なく三者の意志を繋げたということ。

傍から見る世界は、時にはとても神々しく、美しく見えるが、実際に行われていることは、実に稚拙で、スローで、もっと人間臭さのあるものかと、改めて思った。

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