見ることがなかった河

2015年06月29日 22:16

『深い河』 著:遠藤周作 を読む。

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京都の職人さんに勧められ、読んでみたが、良かった。何というか、自分では自ら進んで読まない部類の本であり、これを読む人の気持ちを伝わるような、そんな本だった。

インドを舞台に、様々な人の想いが交錯するのであるが、私はインドに2回行っても、ガンジス川には行かなかった。この本を読んでみると、行っておけばよかったかと思ったりするが、実際に行ってみると、インドは、人間の熱気と臭気、味覚、音と、五感を震わされるようなインパクトがあり、なかなか体力的にも大変だった。インドに行きたい気持ちと同時に、ガルダイヤに行きたくなってしまった。

この小説を読みながら、私は、終始自分と大津を重ねていた。私は、ひとつ人生の選択を変えていれば、大津のような人生を送っていたかもしれない。いや、今でも、これからも・・・である。他人とは思えなかった。

善と悪、信仰と科学は、常に矛盾しあい、ごわごわに絡まりあいながら、これからも進んでいく。きっと、あの河のように・・・

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