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四苦八苦な日々

2015年05月31日 21:48

本日は、ほぼ終日睡眠であった。この数週間、大型コンペと監理物件、申請対応、竣工後対応、コンペ後対応に追いまわされ、平日はひっ迫していた。それに加え、木曜日は異動になる先輩と夜カレーうどんを食べ、金曜日は別の先輩とオープンカーを走らせ深夜にラーメンを食いに出かけ、土曜は実家から母が来て、開け放しの居酒屋で語らい、おかげで終電を逃すなど、なかなかどたばたした一日だった。

ブログは、読んでいる人がいるいないにかかわらず、定期的に書くようにしているのだが、週末は京都の職人さんに会いに行っていることもあり、なかなか難しい。以前よりも、休息が必要になっているというか、やはり体力的には年相応に感じる。

ただ、平日の業務を忙しくさせているのは、珍しく、というか初めてに近いくらい、自分の建築的試みが案としてまとまりそうだからであり、それに時間を費やしているのである。

要は、普通は密閉されている施設に対し、風を呼び寄せるのである。そのために何をすればよいかは簡単で、風の入口と出口を作ってあげるのである。ただ、入口は良いのだが、出口というのはなかなか難しい。視覚的な効果が得られにくく、実現が難しいのだが、とりあえずは、今回は入口は作れそうなのである。といっても、おそらく実現しないコンペであるのだが、そうはいっても、考えを形にしておくことは、私にとってはとても重要で、歓びが伴う作業なのである。

私は、建築のカッコよさよりも、如何に風が通るか、また、その考えに人を呼び寄せることができるかを考えていた。いつか、SANAAあたりが設計した住宅で、部屋に配置するインテリアレベルまで調整しているものがあったが、当時はわかるようなわからないようなであったことが、今少し理解できるようになった。ただ、その、建築によってざわざわが起こるという現象自体を、建築家が描くということには、何か違和感を思う。いわば、ざわざわとは計画者が意図しない地平で起こることに、私は魅力が感じる。故に、如何に最小限の建築的操作で、風が起こるかを、ここ数週間考えていた。上司の指摘で何案も修正したが、結果的にもっともわかりやすいものになったかもしれない。

また、私の案には、何か独創的な思想があるかといえばそうではないが、そうでないことに全くの疑問がない。それが良い建築であれば、どんどん複製すればよい。私にとって、自分が考えた事が、他の事例に似ていようが、どうでもよいことだ。

学生の頃、必死に「自分の建築」を考えていたが、今ではそんなことを思わなくなった。大学3年の設計課題で、「自分が目指す道は緑化だ」と思い、緑化建築を提案したら先生に怒られたことを思い出す。今、そのことをやっと飲みこめている気がする。

建築家として、きっと成長している。
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