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83_源光庵(京都市北区)

2014年11月24日 11:23

京都市北区鷹峯にある曹洞宗の寺院。山号は鷹峰山。正式には鷹峰山寶樹林源光庵。本尊は釈迦如来。

JRのポスターに映った、丸と四角い窓に切り取られた紅葉を見て、一度見てみたいと思った。丸い窓というのは、以前から興味があり、風のイエにも採用した(もとのイメージは、となりのトトロだが・・・)。そのため、紅葉の時期を待って来訪した。
観光客でごった返し、観賞もままならないのではないかと思っていたが、人の数は予想以上だったが、その空間の素晴らしさはそれ以上だった。
晴天の見ごろの紅葉は、光を浴び透明な赤と黄色で輝いていた。その風景を暗い室内から丸と四角でくり抜くというのは、いかにもピクチャレスクで、コルビュジエのみならず、いまでも好まれている手法であろうが、私が感動したのは、そこに隠された陰の要素だった。
一つは、悟りの窓と迷いの窓に面し、ぽっかりと空間が空いている。木の仕切りを用いて、参拝客が窓まで近づけないようにしている。美術館では当たり前の手法であろうが、この距離感が重要であった。つまり、そこには「近づけない」のである。写真撮影も不可のため、我々は、永遠に手に入れることができない美を、可能限り身体に浸透させようとする。
そして、迷いの窓に付属する床の間も素晴らしい。何が素晴らしいかと聞かれても答えに窮するのだが、我々の世俗的な世界と、その果てにある美とを接続させているように感じた。これが、単に悟りの窓(丸窓)だけであれば、きっと浮世離れした現代芸術のように思えてしまうであろう。世俗との接続があることによって、それは初めて信仰となる。

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