73_東寺(京都市南区)

2014年10月19日 20:58

真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山。「教王護国寺」とも呼ばれる。山号は八幡山。本尊は薬師如来。寺紋は雲形紋(東寺雲)。平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、21世紀の今日も京都の代表的な名所として存続している。昭和9年(1934年)に国の史跡に指定、平成6年(1994年)12月には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された。

晴天に恵まれた初秋の京都。朝から訪れたが、大型バスを始め、大勢の人で賑わっていた。平安京の記憶を残す唯一の寺院。何より美しかったのは、五重塔と観智院。五重塔は、境内の南に位置するため、境内内からは逆光で黒々としているが、そのシルエットが凛としていた。塔は、ぱっと見で美しいものとそうでないものがあるが、素材と呼応したプロポーションの美学があるのであろう。付随する観智院は、五大の庭が有名であろうが、説明過ぎる庭の構成に、あまり禅庭の良さが感じられなかった。しかし、庭と庭を結ぶ半屋外廊下の気持ちよさは、なかなかのものであった。「売り」ではない場所に美学を見出すことが、寺院建築にはしばしある。

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