人間とは言動の意志である。

2014年10月15日 22:36

入社する前は、きっと会社なんて大したものではないのだろうと思い、それでも、きっとそうではないだろうと想い、でも実際に入社してみるとがっかりする人たちのオンパレードで、しかし、それでも、僅かながら「この人に会えてよかった」という人がいる。先日、その方が名古屋にみえ、酒を交わした。その時、良い言葉を頂いた。

「一番ダメなのは、何をやっているかわからないやつなんだ」

就職6年目で、どんなプロジェクトであろうと主体的に臨まなければならない年齢である私は、この意味がよくわかる。会社に入りたての頃はよくわからなかった。なぜなら、他人をどのように評価するかなど、まったく不要な能力だったからである。

今プロジェクトに参画しながら、特に自分より若い人については、何を考えているかわからず無難にこなそうとする人よりは、失敗が時々あっても何をしたいか明確な人の方が付き合いやすい。失敗したとしても、そのフォローも容易だからである。前者の場合は、失敗したかどうかもわからない。

言い方を変えればこういうことだ。そこに「意志」があるかどうか。「建築とは空間の意志である」というのは、ミースの言葉だが、建築が空間の意志であるならば、人間は言動の意志である。

これは仰々しい哲学ではない。そう考えると、失敗しても怒られても良いではないかという、自分自身への免罪符となっているのである。

そういうものは、少なくとも私にとっては、とても重要なのである。そういった心のよりどころがあるかどうかで、崖っぷちの状態でも、生きていくことができる。そう思う。

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