ハイデガーと小柄な女性

2014年10月11日 10:11

「限界までやってください」

先日、スポーツジムの小柄な女性インストラクターに言われた言葉である。

スポーツジムでは、定期的に身体計測をし、体脂肪や筋肉量などを測定するのであるが、この数カ月、数値的には私の身体は停滞していた。そこに面談を行ったのだが、その時にこの言葉を聞いた。筋トレは、あくまで自分の限界まで行うことで意味があるというのである。

それは知ってはいた。だから私は、10×3セットを行える限界の荷重で筋トレを行っていたのであるが「最初の10回って、実際はもっとできますよね?」と言われ、「でも、そうすると後の2セットの回数は減ってしまうと思いますけど、それでもいいんですか?」と聞くと、それでも良いのだと言った。

ならばと、インストラクターに言われた通り、最初から限界まで行うと、これが意外に回数をこなせる。しかも、後2セットのことを考えなくて良いため、精神的には楽だったりする。

ダンベルを持ち上げながら、これがいつからは望んだ生き方ではないかと思った。ハイデガーは「今を、いきいきと生きる」ということを教えてくれた。定量的に将来のことを考えることで、「今」と言う存在が希薄になってはいないかと。

未来がないわけではないし、考えるにはしっかり考えるのであるが、とりあえずそれは置いておいて(エポケー)、今を限界まで生きることの方が、結果的に快活である。

哲学は、いつ、どんな場所でも、どんな人からでも学べる。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://porcorossolecorb.blog10.fc2.com/tb.php/1462-22b8a452
    この記事へのトラックバック


    最新記事