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素晴らしき趣味の本

2014年07月26日 19:40

『枯山水 NHK美の壺』 著:NHK出版

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NHKの番組をまとめた本だと思われる。枯山水の庭について、ガイドブック的ではあるが、導入書としてはとても良い。特に、石庭の作法など、具体的な話が盛り込まれており、また、これから行きたい庭もたくさんわかった。織られたページを開けると、竜安寺石庭がワイドで現れてくる絵は、何度見ても興奮する。

石庭が素晴らしいのは、『無意味』ということに付きると思う。樹木を植えれば、環境的な成果が言葉で、或いは数値で言い表せる。CO2排出量減、夏の日射射影、生物多様性・・・等々。石庭は、それが無い。言ってみれば、単に無機質な石と砂の集まりである。しかし、そこに自然を呼び起こそうとするとき、それは至って無意味な、本質的に人間的な行為となる。それが私にとってはとても心地よく、また、現代社会に逆行する意味でも、必要とされることだと思える。これは私の勇気となった。

『利休入門』 著:木村宗慎

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利休について、より人間的に語られた本。現代人の目線で、茶について論じている。これもガイドブック的な本であるが、ビジュアルが素晴らしく、良本であった。伝統文化としてのお茶は、とても敷居が高いように思われるが、過去も現代も、とても世俗的で庶民的なものだと思える。

『熊野詣』

熊野三山の自然について語られた、ほぼ写真集。しかし、これがとても美しい。写真家が素晴らしいということもあるが、なぜ私がこの風景に美しさを感じるのか、しばし考えた。「闇があるから」ではないかと思った。白いキャンパスに描かれた風景ではなく、闇のなかで、少しずつ光に照らされ、その輪郭や色彩を露わにする様相。そこに、私は風景の美しさを感じるように思われる。
私が建築のパースを書くとき、しばし夕日となる。それは、燦々と降り注ぐ太陽よりは、私の心情とマッチし、また、そこには全てがあるように思えるからだと思われる。

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