266_詩仙堂(京都市左京区)

2017年05月21日 19:59

京都市左京区にある、江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡。国の史跡に指定されている。現在は曹洞宗の寺院でもあり丈山寺という。
(wikipediaより)

会社の後輩に勧められ訪れたが、小さな庵のなかに、草庵風な自然素材を使った工夫もあり、とても心地が良かった。紅葉の時期は、美しい風景が見られるのであろうが、私は、静かな時期が好きである。

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265_曼殊院八窓軒(京都市左京区)

2017年05月21日 19:58

京都市左京区一乗寺にある天台宗の仏教寺院である。山号はなし。本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は是算(ぜさん)である。竹内門跡とも呼ばれる門跡寺院であり、青蓮院、三千院(梶井門跡)、妙法院、毘沙門堂門跡と並び、天台五門跡の1つに数えられる。国宝の黄不動画像や曼殊院本古今和歌集をはじめ、多くの文化財を有する。近畿三十六不動尊第十七番。
(wikipediaより)

八窓軒の茶室を見させていただく。ひとつひとつの窓に、仏教上の教えがあり、空間的にも、光が宙を舞うようであった。かなり老朽化が進んでいるようにも感じたが、自然光のなか、静かな茶席を想像し、幸福な気持ちになる。

264_後楽園(岡山県) 

2017年05月21日 19:57

日本三代庭園のひとつ。お庭自体はとてもきれいで、なんというか、浮世離れしているような、そんな感覚だった。ただ、多くの人々で賑わっており、とても好感を覚えた。
特に、建屋の中央が水路となる流店は、如何にも日本的な建築で、優美だった。これほど華奢な建築は、現代の建築基準法では作ることができないように思える。建築の進歩は、多くのものを犠牲にし、成立してきたような気がしてならない。

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263_栗林公園掬月亭(香川県高松市) 

2017年05月21日 19:56

この空間に触れると、ミースが提唱した(?)、近代的な空間とは何であったのか、と思う。既に、これほどまでに完成され、透明性と揺らぎがあり、浮遊感を帯びた建築があるのである。そして、それは単に固定化された空間ではなく、お茶を通した所作に寄り、空間が変容するのだ。
近代とは、何であったのだろうか・・・

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73_床

2017年05月21日 19:55

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先週、ふと書き記した言葉。
魔法の言葉。

週末備忘録

2017年05月21日 19:53

5/15(月)
京都の職人さんに指摘されて以降、建築理論について再考する。最近、身体性のみを考えていたせいか、それを言葉にすることを怠っていた。
通勤電車に乗りながら色々考えると、結局は、以前の「風のイエ」と、現在でも変わっていないように思えた。風を読み込むための「なにもない場所」をつくるということ。私は今、それを茶道という動作を通じて、自らの身体で表現する。誇張して言えば、茶道の空間(禅の空間といってもよいと思うが)があれば、そこは「なにもない場所」に成り得る、ということである。
そしてそれは「永遠に普通な建築」ということになるのかもしれない。

5/17(水)
人間関係において、解決策を提示することと、人に寄りそうことは異なる。男は、性が外部にあり、女は、性が内部にある。その違いに、何か連動することがあるような気もする。
先日の3Dアルゴリズム設計の講習を経てから、色々考えていたが、「想像を具現化された建築」より、「想像を喚起させる建築」の方が、私にとっては美しい、ということかもしれない。

5/18(木)
最近、5時起き、6時半出社のサイクルに戻した。朝、人が少ないのは、とても心地が良い。

5/19(金)
お寺案件について、上司のアドバイスに従った結果であるが、その結果、実に膨大な期間を設計業務にあたることになり、設計料赤字の様相を呈してきた。上司にはかなり嫌がられたが、こちらとしては上司の方針に従った結果なので、何を今更という感じで・・・
設計期間を十分にとらざる得ない状態になったということで、私としては、ある意味最高の「復讐」であるわけだが、それと同時に、この会社では、前例がないことに取り組むことができない、ということが良くわかった。
夜早めに仕事を切り上げ、茶道友達と飲む。

5/20(土)
朝から香川県高松市へ。栗林公園掬月亭を見たく、訪れた。感想は別記。
公園内を散策しながら、香川県庁舎のピロティを通り、高松駅へ。以前見た時は、それなりの興奮があったような気がしたが、思ったよりも小さく、なんというか、コンクリートでの日本建築の表現というものは、なかなか疑問に思う点があった。以前とは、かなり感想が変わった。
坂出駅まで電車でいき、そこから歩いて坂出人工土地へ。メタボリズムに関心があった頃から、この計画には興味があったが、あまり心地よい感覚はなかった。人工的に作られた土地は、やはり人工物でしかないように思えた。空間の楽しさはあったが、空き家がかなり目立った。
少し歩き、相田先生設計の西園寺無量寿堂という建物を見る。外部から眺めただけだが、これについても、学生の頃と感想が異なった。いくつかのレイヤーで建築の構成しており、建築のゆらぎというか、曖昧性みたいな点に、以前の私は建築の可能性を感じていたかもしれないが、今は、その可能性を見ることがなくなってしまったように思う。
新幹線で岡山まで行き、後楽園に少し寄り、京都へ。駅ビルでお惣菜とデザートを買い、職人さん宅で夕食。どんな建築よりも、ここにいることが幸せ。

5/21(日)
朝ゆっくりしてから、パーさんで曼殊院へ。寺院そのものにも関心が合ったが、八窓軒の茶室が見られるということで、予約して入った。感想は別記。
それから、後輩お勧めの詩仙堂というお寺を見学し、パーさんをリバーさん宅に戻してから、バスで京都駅へ。
新福菜館にてラーメンを食し、電車で名古屋へ。駅まで買い物をし、家に帰ると、身体が疲れており、夕寝。
これから運動しようか、仕事もしなくては・・・

週末備忘録

2017年05月14日 18:54

5/8(月)
連休明け。夜中から、夢のなかでうなされる。
この日から、クールビズであるが、上着も要らなくなった。
そして、朝ヨガと朝点茶と、寝る前のヨガもしっかり始めることにした。これは、かなり身体に良い。イライラしても、ゆっくりその気持ちが引くまで待てる。そんな気がする。
「微調整思想」ということを思う。今までは、何か「マニフェスト」をしっかり決めたい性格だったが、常に調整、リセットをすることの重要性を知る。
午後は、東京でアルゴリズムデザインの講演会。内容は面白かったのであるが、気持ちはなかなか乗れなかった。時代は3Dということであるが、2Dから物を想像するという視点は、また別に重要である気がする。日本はかなり遅れていると言っていたが、日本人は、2D的な発想が元になっているように、何となく思ったり・・・
帰り、東京駅で買った「ほんのり屋」のおにぎりが美味しかった。

5/9(火)
朝、家を出る前に、少し椅子に座りゆっくりする時間を設けてみた。業務時間は減ることになるのであるが、精神的には落ちつく。
昼も、食後少し小説を読む時間を設けた。小説を読むと、ふっと、少し違う世界にいける。すると、今の自分が、少し軽くなる。
愛が全て、と思う。

5/10(水)
ハイデガーの存在と時間を少し読む。読み始めた瞬間、頭の色々な細胞がざわめきだしたような、そんな感覚に襲われる。2ページだけ読んだが、かなりリフレッシュになった。
メダカが卵を産んだ。
夜、また傷つけてしまった。

5/11(木)
ふとしたことで、自分は人間失格なのではないかと思うことがあるが・・・いや・・・

5/13(土)
午前はお茶。稽古後は、友人と団らん。
それから、キンコーズに行き、製本を受け取る。大学時代に作成したポートフォリオ群を、一式まとめたのだ。当時何を考えていたが再認識すると、今の感情の相対化に繋がる。
夕方ランニング。GWで太ったので、夕飯は炊き込みご飯を少なめで。腹八分目だと、食事ひとつひとつを、ゆっくり味わって食べるので、良いように思う。
お寺案件の仕事で、胃がキリキリしている。何か、この仕事がなくなってしまいたいようにも思う。そんななか、安藤忠雄のインタビューをYoutubeで観る。住吉の長屋を建てた時の話など、今の時代、弊社では訴訟もののような話であるが、元気は出た。やはり、この人は凄いな。

5/14(日)
水曜日以降、気持ちは落ち込みながら週末へ。
日曜日は、休日出勤しなければならないと考えていたが、オフィスに行ったら、家でもできるかと思い、すぐ会社を出て、犬山へ。気持ちが、イライラが止まらない。
犬山の有楽苑に着き、如庵をみる。茶室内の空気を吸い、自分が、またこの茶室に魅力を感じることができるか、再確認する。やはり魅力を感じる。
その後、犬山ホテル内で庭を眺めながら食事し、少し休んだら、電車にて一駅走り、内藤廣設計の宮田眼科をみる。いかにも、内藤さんらしく綺麗な建築で、自然素材を使用している分、触りたくなるような、そんな建築だった。通時的にも、共時的にも「普通」である建築が作れたら、それは革命かもしれない。 
昨晩「数寄屋建築家」という言葉を紙に書いて、床に置いた。すると、自分の体の中から、エネルギーが湧いてくるようであった。数寄屋建築家であり、かつ数寄者。家でする仕事も「数寄者である私としては、どのように考えるか」と思うと、何か、描かれた線にも希望が湧いてくる。数寄は「好み」である。故に、理屈はいらない。つまりは、どんな状況でも、数寄者でありうるし、数寄者である私が設計した建物は、数寄屋建築に近づく。

72_床

2017年05月13日 19:36

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最近、改めてその存在の大きさを再認識した御方。
なんというか・・・希望である。

好きな建築ランキング 2017

2017年05月13日 19:31

社寺建築に興味があると、色々な人に話をしていると「では、一番よかったのは何ですか?」と良く聞かれる。
とりあえず、興味は持った建物は何も考えずひたすら見たので、優劣をつけていなかったのであるが、久々に自分の中で順位づけをしてみようかと思った。
始めてみると、やはり社寺と数寄屋、またカーンの建築などを比較しようにも土俵が全く異なっていることがまずわかったため、大きく用途別にランキングしてみた。
自分で決めておきながら「へぇ~」といった印象であるが・・・

【公共建築】
1.キンベル美術館
2.ロンシャン教会
3.代々木体育館
4.フラードーム
5.イエール大学英国美術研究センター
6.藤村記念堂
7.広島ピースセンター
8.フィリップ・エクセター・アカデミー図書館
9.梅田スカイタワー
10.東京文化会館

【住宅】
1.コアのあるH氏のすまい
2.サヴォア邸
3.前川國男自邸
4.河井寛次郎自邸
5.三島由紀夫自邸
6.カップマルタンの休暇小屋
7.ゲーリー自邸
8.イームズハウス
9.住吉の長屋
10.ユニテ・ダヴィタシオン

【茶室・数寄屋】
1.八勝館
2.待庵
3.如庵
4.聴竹居
5.俵屋旅館
6.桂離宮
7.孤篷庵
8.叶 匠壽庵
9.童子苑・豊祥庵
10.杉浦邸

【寺院】
1.竜安寺
2.金閣寺
3.法隆寺
4.大徳寺龍源院
5.銀閣寺東求堂
6.浄瑠璃寺
7.石山寺多宝塔
8.源光庵
9.浄土寺浄土堂
10.西芳寺

【神社】
1.出雲大社
2.熊野那智大社
3.熱田神宮
4.伊勢神宮
5.北野天満宮
6.竹生島神社
7.日御碕神社
8.明治神宮
9.下賀茂神社
10.熊野本宮神社

GW読書感想文

2017年05月07日 23:30

この連休に読み終えた本。

『京都で町家に出会った。―古民家ひっこし顛末記 』 著:麻生圭子

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現実的な視点より、京都の町屋について知るための本。麻生さんの書き方が上手いのであるが、とても良かった。なんというか、単なるエッセイを超えて、文化論や建築論にも匹敵するような、そんな心地よさがあった。


『聞書き 遊廓成駒屋』 著:神崎宣武

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気持ちがさえない時に、ふと本屋で購入した本。これも面白かった。とにかく生きるということ。人それぞれの人生があるということ。なんというか、なぜか遊郭関連の本は、(人生の、ではなく?)斜陽を思う。


『京都の平熱』 著:鷲田清一

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職人さんから借りた本。哲学者というか、京都に生きた人の目で、本当に人の目線で描かれた本。変にうがった見方もなく、しっかり哲学しており(?)良かった。何というか、更に京都が好きになったし、京都駅も、自分のなかで肯定化されたような(錯覚も含め)感覚を抱いた。


『全部、言っちゃうね。 本名・清水富美加、今日、出家しまする。』 著:千眼美子

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感想は別記。購入しようとは思わなかったが、彼女の気持ちはわかる気がする・・・。


『図説 日本建築のみかた』 著:宮元健次

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学生の頃読んだ本を、再度読み直す。相当勉強になった。


『名碗は語る』 著:林屋晴三

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亡くなられた林屋さんの名著。奇しくも、茶の湯展も開催されており、五感以上のもので、名碗を感じた連休だった。


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