週末備忘録

2017年02月26日 20:09

2/21(火)
俵屋さんから日常に戻ると、俵屋の凄さを深々と感じる。常に、最も良いサービスを提供するということ。歴史を言い訳にしないということ。これは、私にとって、とても良い薬になった。

2/22(水)
日常のなかで、俵屋さんの石鹸を使っている。風呂場に入るだけで、とても良いにおいがする。
母からの手紙でふと思う。(自意識過剰という意味ではなく)私が会社を辞めて、喜んだ人はいなかったように思う。

2/23(木)
朝から、設備設計者の設計ミスの為、施主説明に行く。これでもかというくらい怒られる。客商売だから仕方ないこともあるが、驚いたことには、私はフラストレーションを、静かにコントロールできた。良い仕事を他でしているためか、歳をとったためか・・・

2/24(金)
年休を取る。朝はランニングし、午後から外出。
まず、ラシックにて、ビルケン革靴を修理に出し、ヨドバシカメラを経由し、雑貨屋でデジカメのストラップを買う。
新しく手に入れたデジカメ「SONYα6000」。これまで使っていたRICOH CX4が、以前よりどことなく撮り心地がしっくりこなく、最近スマホにそのポジションを奪われていたのだが、現在所有しているカメラだとお茶会のようなシーンが撮れないということがわかり、新規購入を検討していた。そのなかで、SONYα6000に出会い、購入に踏み切った。
この判断は、見事に正解だった。SONYは、自分が撮りたいと思った風景を、心地よく撮ってくれる。ファインダー付きも、望遠レンズも良い。そして、一番嬉しいのはRICOHの活躍の場が増えたことだ。RICOHは会社用にした。現場でバシバシ撮っている。携帯カメラも良いが、やはり、しっかり構えて、しっかり撮ること(それはスマホでできないわけではないが)は重要だ。
午後は、東山動植物園へ。園内の茶室見学。バリアフリーを意識し、にじり口もない。これはこれで、清々しくてよかった。
夕方、喫茶店で休憩してから、本屋を物色し、夜は茶道仲間と飲む。
お寺の仕事が決まってから、他趣味に走らないようにしている。道がきまったのかもしれない。そうだとしたら、それは実に静かなことだ。

2/25(土)
前日の酒が残り、かつ、先日施主に激しく怒られたことが頭のなかでモヤモヤし、なんだかスッキリしない寝起き。
午前は部屋の掃除。俵屋旅館に泊まって思ったが、やはり清潔感が重要だ。
それから、拾ったはっぱをカードに貼る作業。ここ数日、気になった葉を持ち帰り、簡単な標本みたいにしている。葉の方が、樹種がわかりやすい。まだ手を付けたばかりだが、これは楽しい。重しには、レムコールハースのSMLXLを重宝している。
また、これまで撮りためた寺社建築の写真を現像し、名前や宗派を記載し、整理することにした。ここ数年、写真の現像をしていないが、やはりモノとして存在することはとても重要だと思う。そして、美しく気持ちがいい。

2/26(日)
少し朝寝坊してから、会社の社寺リーフレット作業。営業活動のため、社外に配れるリーフレットを作成中。本当にそんなことしていいのかよくわからないが、多少上司に怒られるようなことをした方が、総合的には良いような気もして・・・。
昼からは、大先生の茶道お稽古。今日は立礼。初めてだったが、基本は同じため、それほどの粗相なく出来た。立礼の方が、客さんはルールをそれほどしらなくてもよいため、これはこれでありだと思った。
家に帰り、サツマイモご飯をチンして食べ、ボクササイズをして、風呂に入り、雑務をこなす。
気づくと、今日はYチェアの誕生日。新しいカメラで写真撮影。
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255_宗節庵

2017年02月25日 21:30

名古屋市の東山動植物園内に建てられた茶室。木造で、金物に頼らない構造計算にて、伝統工法を実現している。そのあたりは、私ではまったく太刀打ちできないエリアで、木内さんの凄みを感じる。
なかは、至ってシンプルで、現代茶室であった。バリアフリーに配慮しにじり口もなかったが、それもまた良い。
私個人としては、やはりあってほしいけど・・・

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61_床

2017年02月25日 21:05

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今週も、ツバキさん。
ゆっくり、ふんわり花を咲かせます。

254_俵屋旅館(招月の間)

2017年02月20日 21:25

泊まれるとは思っていなかった。言わずと知れた名旅館。
書きたいことがたくさんあるように思うが、言葉に出来ない。
思いだすように、言葉だけを並べると・・・

まず、新しいということ。建物というかサービスにおいては、最先端である。
世話係の方の振る舞いの美しさ。そして、明るさ、親しみやすさ。
空間の柔らかさ。滑らかさ。
触れるもの全ての質感。布、水、シーツ、クッション、畳、浴槽、石鹸。
時間。とてつもなく、優しく、ゆっくりとし、ふわふわに充実した時間。
コンクリートの躯体。外気との接点。
近代的な障子。近代の功罪。
食事の美味しさ。ただ、美味しい。心がお腹いっぱいになる。

また来たくなる。

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253_カトリック河原町教会

2017年02月20日 21:21

これまで何度も目にしていたが、この度、少し時間があったので入ってみた。

コンクリートの質感と、ステンドガラスの優しさがあり、個人的に好きな空間であった。

クリスチャンではないが故、尚更純粋に、清々しく空間に接することができたと思う。

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252_漢字ミュージアム

2017年02月20日 21:20

祇園を歩いている時、ふと入った。大手ゼネコンさんの設計で、色々と現実を見たような、そんな建築だった。
それは、決して否定的なものではなく、要は、どれだけ多くの人を喜ばせることができるか、どれだけ深く喜ばせることができるか、どれだけ永く喜ばせることができるか。それだけだ。
あと、やはり素材である。

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60_床

2017年02月19日 23:22

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京都の職人さんからおすそわけしてもらった椿。
花が開いたものも頂いたが、つぼみの方を寛次郎さんに添える。

週末備忘録

2017年02月19日 23:19

2/13(月)
社寺の仕事があると、他の仕事も楽しく感じられる。総じて言えば、人はやはり認められたいのである。

2/14(火)
色々な車に、また急に目移りする。今回は、初代レンジローバーと、少し前のクラウン。しかし、サンデグジュペリの人間の土地を読みながら、サンちゃんに乗り続ける希望が湧いたりして・・・同じサンだし・・・。

2/16(木)
清水なんとかさんという女優が、出家することで芸能界を急遽引退するらしく、色々問題になっているらしい。合理的に説明ができない信仰になると「洗脳」という言葉が出てくることは、何というか、今の私の状況と似ているように思える。

2/17(金)
仕事を20時に終え、新幹線で京都へ。リバーさんにて、花を生ける。食事もおいしい。

2/18(土)
朝から、京都をブラブラ。例によって、蔦屋で色々雑誌を見てから、漢字美術館へ。建物が良いかはよく分からないが、漢字の歴史は勉強になった。
施主が、意匠を望むということは、意匠設計者にとって幸運なことである。いつか、社寺の企画設計をしていた時同じことを思ったが、今、改めて思う。
夕方、職人さんと俵屋へ。感想を、もう少し時間を置いてから別記。

2/19(日)
11時に俵屋さんをチェックアウトし、俵屋さんのお店と、カフェを梯子する。どちらも2回目だが、気持ち良い。
それから、北野天満宮の梅園を観賞。梅の可愛さを、再度知る。
リバーさんに戻ってゴロゴロ。夕飯を頂き、京都を出る。
とても幸福過ぎる3日間。どうやって記録に残せばよいか、まだよくわからない。
これからも、幸福であるといい。

週末備忘録

2017年02月12日 21:06

2/6(月)
会社にいると疲れる。左右には、優秀な上司と先輩。彼らの目指す道と、私が目指す道が明確に異なるとわかっている今、彼らと空間を共にすることは、精神的に疲弊する。

2/7(火)
仕上について、リストをまとめる。面倒くさい仕事だが、作業に集中できるという意味で、私には幸福な時間だった。道が見えない仕事の指揮を執ることの方が、よっぽど難しい。
施工現場にて、歪な空間に魅力を感じる。空間に張り出した梁、ブレースを隠すため斜めに切られた開口部。どれも、設計者として好ましいものではないだろうが、(基本設計が他社である)この建築において、唯一(とは言い過ぎだが)美しいと思える部分である。
最近、空港にいる時間が、就活の時間となっている。色々調べては電話をする。

2/8(水)
会社の給湯室にて、お茶のティーパックをお湯につけ30秒待つ。この時間が、私にはとても貴重な時間。
仕事帰りに、ビッグカメラに寄る。RICOH GRに悩みながら、ふと、ミラーレス一眼レフのソニーαを手にしてみる。そして、その凄さを知る。まるで、被写体を捉えるマシンガンである。レンズ合わせて25万だが、こういう世界があるのだな。また、ファインダーで覗いた方が、その世界に没入出来て良い。

2/9(木)
疲れが取れない。とにかく、疲れている。

2/10(金)
この日は、今までの会社人生でも、もっともドラマティックな1日だったかもしれない。
社寺案件の融資が降りた事を受け、朝、営業が部長席に話をもってくる。当然私も呼ばれ、案件が進むことが決定した。上司達は驚き、また、私を担当させるはずだったいくつかの案件は宙づりになり、周囲とは、良い意味で、関係がギクシャクした。彼らは、私に社寺から離れさせたいが如く、私に振る舞ったが、私の意志が、社会的に通ってしまった。
融資が降りた事は1週間前に知っていたが、会社を辞することを決めていた私としては「今更そんなこと言われても」という気持であったが、当時の自分が丹精込めて作った計画を見返すだけで、その鬱屈した思いは、角砂糖が解けるように、消えて行った。
とは言っても、社寺部に行ける話があるわけではないため、私は、ここから自分で仕事を増やそうと思った。まず、社内の社寺好きな偉い方に挨拶し、受注の報告をした。これまでは、そんなこと出来なかった。受注できなければ、営業設計だけでは、会社の金を使ってお遊びしたのと同じだと思われているような気がした。だけど、今は声を大にして言える。私は、社寺設計者だと。

2/11(土)
午前は、初釜が行われた三好の茶室の実測調査。茶道の先生にお礼がてら図面も送ろうかと思い、また、自分の勉強のために実施。これがとてもとても楽しい。学生の頃、コルビュジエの図面をトレースするような感覚である。
午後は、半日かけ図面化。なかなか疲れる作業ではあった。
実測の際、茶室管理人の方に、一応名刺をお渡した。市の文化施設の為、民間企業がどこまで関われるかわからないが、「社寺設計のポルコです」と、私は挨拶した。
この日は雪。夜は家の中で、ボクササイズを1時間こなす。

2/12(日)
午前はキンコーズへ。図面の印刷とスキャン。なかなか良い仕上がり。
午後は、ゆっくり読書と昼寝。夕方はランニング。
週末は、これまでは陰鬱とした気持ちしかなかった。今は、晴れている。
それは、道があるからだ。希望があるからだ。
それは幻想かもしれない。でも、幻想が希望の源である。幻想が抱けなければ、楽しく生きることなどできない。


追伸
静岡のYくん。そんな感じの日々を過ごしました。会社の方々からすると、やや「特殊」な私は、これまで「平常」になるが如く必死に指導をされてきましたが、晴れて「特殊」であることを認めざるを得ない状況になったようです。1日の間、部長席界隈では、小さな混乱が起きていました。
人生の岐路に立つと、頭で考えた言葉の羅列が、如何に脆弱であるか思い知ります。私は、自分の道を選んだのではなく、気づくと、いつでも道はひとつしか見えていません。そう思うと、岐路などないのかもしれません。これからもそうなのだと思います。
道が一つしかないのであれば、最終列車か始発列車か、それも、自分の気持ち次第ですかね(笑)

170212_三好サンアートふるさと会館

59_床

2017年02月12日 15:58

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李朝末期の雑器。インドの板と、良く合う。かつての茶人が、好んで茶器に見立てた景色が浮かぶような気がする。


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