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風景-25

2012年04月30日 20:15

数週間前、東京駅近辺を歩いた。東京駅と中央郵便局。段々とその姿を現してきた。一般的には商業と経済の産物であり、時の話題にはなるだろうが、私はこれを不思議な現象として見ていた。

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大日本帝国時代に引き戻された21世紀の東京駅と、表層だけ遺された日本モダニズムの遺産。どちらも凛々しい顔をしているものの、それは表面的なものに思えた(ロランバルト「表徴の帝国」表紙を思い出した)。

建築家としての自分なら、このプロジェクトは両者とも反対である。どちらも本筋を得ていないため、時代を生き残ることは難しいように思える。

ただし、建築史家としての自分なら、この現象は興味深い。引き戻された帝国主義時代の意匠と、無意味化されたモダニズム建築。どちらも至極「日本的」であると思う。

しかし、この東京駅を見るたび、本当に今の東京人はこのようなものを臨んでいるのかと不思議に思う。私は改修後の東京駅を見るたび恐怖を覚える。そして、現在21世紀であり帝国主義時代ではないという安心感を覚えた瞬間、この建物はどこかのテーマパークにある張りぼてにしか思えなくなってしまう。

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脈略がないが、都内で見つけた住宅。腰を回転するかのように、平面から抜き出ている。仰天する建築など、そこらに既に建っている。

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風の小屋―82

2012年04月30日 19:57

7:30起き。GWはこのスケジュールで行くかな。

午前はロイヤルホームセンターへ買い出し。窓開閉の仕組みを、ホームセンター内金物コーナーをうろうろしながら考える。1時間程度はそれに時間を費やした。

家に帰ってからは、とある工房に連絡を取る。インターネットで見つけた工房なのだが、木材を使った味わいのある商品を作っている。今回は裏の道路側がやや殺風景になってしまったため、建物の説明の意味も含め、アルファベットの切り文字で「Floating Tea House」というサインを作ろうと考えていた。

結局連絡が取れず、午後連絡をとると、納期は一週間にて費用は6000~7000円程度と聞く。

ただ、具体的にどうレイアウトするかは難しい。西側面は基本的にスリット窓の構成となっているため、後から要素を付け加えるのは難しいのである。とりあえず製本には間に合わなそうだなこれは・・・

話を戻し、午後からの施工内容について。いくつかの作業を同時並行に行う。

まずは入口部分の床板のカット、塗装。そして、入口扉の塗装。入口枠の塗装。塗装は一瞬で世界が変わるので、結構好きである。

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塗装乾燥の時間、建物の底の処理にかかる。現状は単管パイプの上に木材が組まれ、その上に合板が乗っているが、現状それが丸見え。当然何かしらで隠すのが筋なのだと思い、とりあえず下地を作り、合板を貼る。しかし、実際の作業を考えると、単管パイプが入り組み、クランプ部分は施工ができないことを考えると、どうも中途半端になってしまいそうな恐れがあった。

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実務で学んだテクニックだが、こういう軒裏は明度の低い色で塗装すると、影となりフェードアウトする。明日塗装作業にかかろう。

それからサッシの開閉金物の製作。実際に買ったパーツ群を組み合わせ、具体的にはどのようにシステムが可能か考えるが、検討中、ドサっと嫌な音がする。

・・・窓が落ちた。丁番がアクリルの重さに耐えられなかった。致し方なく丁番の位置を外壁側に変更。こうすると、丁番が外部に見えてくるため意匠上好ましくない。しかし、これ以外に方法はない。

丁番を外壁側へ付けかえ、外から眺める。・・うう、やはりよろしくない。塗装でごまかすしかないか。今回はサッシ枠を極度に薄くしたためこのような事態となった。実際に施工してみなければわからないことが多い。

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ただ、開閉機構を組み窓を開けると、良い風が入ってきた。よかったよかったと思い、別の作業にかかると「・・ビリ・・ビリビリ」と何か亀裂が入るような音が・・・。サッシを見ると、枠が破壊されている。丁番を外壁側にしても、ビスが浅かったためサッシ自体が重量に耐えられなかったのだ。

再度サッシをとり丁番を外す。今度は電動ドリルにてビス穴をうち、深いビスを埋める。アクリルまで届き、アクリルに多少ひびが入る。この窓は、施工上の格闘の傷跡がたくさん残っている。

アクリルまでビスが届いたこともあってか、丁番にしっかり固定され、開閉しても落ちなさそう。開閉機構の角度を上げる。すると、心地よい風が入ってくる。地上2m強、高原の風である。

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17時過ぎ施工終了。本日もかなりエネルギーを使った。この小屋はひっそりと建っているが、建設につぎ込まれたエネルギーは計り知れない。そのエネルギーは、きっとこの小屋もわかっているように思う。

風の小屋―81

2012年04月28日 21:24

GW初日。朝7:30に起き作業準備。午前は洗濯物を干してからロイヤルホームセンターへ。

帰宅後、昼ごはんまでは床板と窓の塗装。床板は裏にナンバリングし管理する。現場管理とは必然の産物である。

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午後も塗装作業。家の庭をフルに使い、床板の天日干し。自然の風合いを生かしたなかなかの仕上がり。逆に、抽象的な空間との関連が気になったが・・・。

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それから東側窓の丁番付け。先日の台風で丁番が外れ、窓が飛んでしまった。施工しながら気が付いたのだが、窓枠を薄くするため木部分が浅く、ビスが入らない。結局パテ部分にビスを打つため、強度がかなり低い(ボードで鉄骨梁を支えるようなもんだ)。そのため、今回は丁番の数を増やし対応したが、やはり上端は窓の荷重がかかるため、丁番が外れ気味。今回施工の反省点だが、今後対応である。

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塗装が終わったスリット窓にも丁番を付け、取り付ける。スリット部はW100強なので、道具が使えない。指先の力を最大限に生かし、丁番を付けていく。日差しが強くなり、気温も高い。蒸し暑い中、ひとり格闘する時間。実際なかなかしびれた。

できあがってみると、こげ茶の垂直線が、白い空間を見事に引きしめている。なかなかよい。

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それから床板をナンバリングにそって貼りつけていく。抽象化し過ぎた味気ない空間でもなく、自然の風合いが強調され過ぎない、良い仕上がりになってきたと思う。

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作業終わりにゴロンと寝ころぶ。この空間は、本当にモダニズムなのだとつくづく思う。それは「回顧」ではなく、今後の建築を想像する「過程」として・・・。

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道路からの写真。うん、ちゃんと浮いている。

明るく退屈な空

2012年04月26日 17:58

頭クラクラ、若干の吐き気にて残業せずに実家へ帰る。

体調不良ではカプセルには泊まれない。カプセルに身体を収容するということは、戦いなのである。

これは精神的な病だろうか。

ずっと続いたりして・・

車窓から広がる退屈な空は、すっかり明るさを取り戻している。

4月25日(水)曇り

2012年04月25日 19:07

あれから体調不良である。顕在化しない体調不良。精神的なものか。

あったかもしれない幸せと、あるかもしれない幸せと、

2年10ヶ月と4日

2012年04月23日 20:25

この日が来たかと思った。

ただ、来たのだった。

でも、きっと気づけば、また明日は来るのだろうな・・

何もない書物

2012年04月22日 00:00

既に『憂国』は読んでいたが、それ以外の短編小説を読了した。

『花ざかりの森・憂国』 著:三島由紀夫

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常に会社の鞄に入れ、時間が空いたときに読んでいた。

特に読みたい本がなく、ただ、「読書」することは必要と思われたため、ならば三島由紀夫の小説を読破してみるかと読んでいた。それ故(?)別段内容は記憶になく、読んだ時間と空間の記憶が濃い。

特に銀座の珈琲店で読んだ時間・空間は密度が高かった。

読書の素晴らしい点は、空白の時間と空間を用意してくれるところであろう。

風の小屋―80

2012年04月21日 21:26

午前中こたつにて熟睡。最近このパターンなり。昼ごはん食べてから施工。

スリット窓の板戸を作る。9mm合板の上に5mm合板を化粧として貼る。やはり反れる。丁番で止めるので、それで反りを是正するだな。

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建物の底(?)をどうするか思案。まぁ合板を貼って塗装するのだけど、どこをどう貼るか。設計段階より単管パイプの量が増えたため、合板とパイプがぶつかる箇所がある。まぁなるように納まるしかないのだが・・・。

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それから北東トップライト下部をどうするか。ここは設計段階でも保留事項だったが、何かヴォリュームなり線材にて、空間の構成を出したい。この一週間で考えよう。

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後は窓の取っ手を付ける作業。取っ手の位置は両面テープで仮留めしておき、その位置でよいかずっと考えていた。とりあえずFixと思い、本日取り付けた。

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5時半から1時間ランニングし家に帰ってきてから、ふと小屋の中を覗く。月明かりで美しい。もしかしたら、この小屋の空間が本当に美しいのは、夜かもしれない。

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来週から怒濤の仕上げである。休日出勤がなければよいが・・・。

悪い顔にはならないように

2012年04月20日 21:02

客先も現場も、僕には強気。そんなに虐めるのが面白いかと、疑問に思う。

ただ現場の後輩に対して、やや高圧的になりそうな自分に気づき、意識しながら「そこ」へ陥らないようにする。

新人がすぐ辞める理由もわかるし、学生に不人気なのもよくわかる。

だからこそ思う。

やはり、建築は自分の人生をかけるものでなければならない。そこまでの気概がなければ、「そこ」を超えていくことはできない。

悪い顔だけはならないよう、気をつけながら・・

カプセル20日目

2012年04月20日 08:03

朝30分程度寝坊。

だんだん自分の寝ぐらになってきた。

アバンギャルド建築と寝ぐら。このギャップ(差異)は、私にとって非常に興味深い。


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